心の病気で受け取れる年金

カウンセリング

遡及請求から受給のデメリットまで

知名度が低い障害年金は、うつ病を発病してかなり経ってからその存在を知る人も少なくありませんが、その場合は遡及請求も可能であることを覚えておきましょう。遡及請求は、過去にもらえる筈だった給付金を、後から支払ってもらうための手段です。5年前まで遡って受け取れるのがメリットですから、受給者に該当する人は請求しておくと良いでしょう。また、請求手続きで添付する医師の診断書は、ただ書いてもらうだけでなく、障害年金の受給判定に大切な部分を述べ、有用性のある診断書を用意してもらうのが肝心です。例えば普段の生活に関する項目はとても重要であり、一人で食事が適切にできるか、通院や薬を飲む場合はどうか、などです。基本的に一人で何でもそつなくこなせる人は、障害年金を受給できる望みが低くなります。そのため障害年金の受給を視野に入れている場合、精神科などに通院や入院する際は、誰かに付き添ってもらった方が良いでしょう。いずれにせよ日頃から受診の時に、何ごとも一人で行うのが困難であるなど、うつ病によって生活に支障が出ていることを精神科医に正しく伝えておくのが肝心です。
後は請求手続きをするだけという場合でも、うつ病による障害年金の受給で、何らかのデメリットが生じないかは気になる部分です。もしも勤め先に障害年金の受給を伏せておきたい人なら、それが発覚することは大きなデメリットですが、実際は自分で言いふらさない限りバレることはまずありません。デメリットがあるとすれば、両親や配偶者、もしくは子供などに養われている人ですと、家族の扶養という立場を維持できない場合があることです。一般的にうつ病の障害年金の受給額だけで扶養から離れることはありませんが、ほかに収入があり、一定以上の年収なら家族の扶養から出ねばなりません。扶養内であれば健康保険などは自分で支払わずに済みますが、除外された場合は健康保険と年金を自分で納付することになります。ひと月あたり数万円の出費が増えるため、現在も精神科でうつ病の治療中であれば、負担が重なるのでデメリットにほかなりません。とはいえ障害年金の受給額に対して新たに生じる社会保険料が上回ることはありませんから、トータルで考えれば収支はプラスに転じます。

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