請求は年金事務所で

悩む成人女性

複雑な制度ゆえ専門家を頼るのも一案

障害年金は、障害認定日を過ぎれば請求できるようになります。初診日から1年6ヶ月を過ぎた時点が障害認定日です。うつ病が重度の場合は障害年金請求できるということを知らない人もおり、請求漏れが多いことから、遡及請求されるケースは珍しくありません。遡及請求の種類は、障害認定日まで遡る障害認定請求と遡らない事後重症請求の2種類です。10年ほど前に抑うつ症状で精神科を受診してから5年以上入院し、薬物療法と電気けいれん療法を継続中の女性が遡及請求したところ、5年分請求でき、障害基礎年金1級が認定された事例があります。認定してもらうためには、初診日を特定することが重要です。この日を間違えると障害認定日も不正確になり、使うはずの診断書が使用できなくなったり、再度診断書の作成をお願いしているうちに現症分の診断書さえも無効になってしまったりします。診断書の他に、年金手帳と戸籍謄本などの証明書、病歴・就労状況等申立書などが必要です。年金請求書は年金事務所や年金相談センター窓口に備え付けてあります。
うつ病で障害年金の遡及請求をするときは、書類を集めて年金事務所に提出するだけです。しかし、うつ病で通常の精神状態でない人にとっては、初診日の特定が難しかったり診断書が集められなかったりする場合もあります。また、納得が行かない等級で認定されるケースもあるので、注意しなければいけません。さらに障害年金請求をする際は、年金事務所へ5、6回は足を運ばなければいけません。それでも認定される人は半数程度と言われています。狭き門と言える状況で正当な等級を認定したもらうために、社労士に遡及請求をお願いするのも一つの方法です。社労士は社会保険や労働法に詳しい国家資格者です。弁護士と同様に依頼人の代理人として手続きを行ってくれますが、障害年金の申請業務は複雑なので敬遠する社労士は多いと言われています。社労士を探す際は、障害年金制度に精通した人を探すのがコツです。多くの社労士事務所ではホームページを持っているので、ネット検索で探すと楽です。また、社労士紹介センターや役場へ問い合わせてもいいでしょう。

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